名勝負

武豊騎手の名勝負第8弾!1999年有馬記念のスペシャルウィーク!

1999年の競馬は本当に面白かったと記憶しています。エルコンドルパサーの凱旋門賞挑戦もそうですが、クラシック戦線も面白かったですね。

武豊騎手の名勝負第3弾!1999年日本ダービーのアドマイヤベガ!

そして古馬中長距離戦線は今回紹介します2頭が激しくしのぎを削った年でした。名勝負第8弾はその1999年の競馬の最後を締めくくる有馬記念をご紹介します。

スペシャルウィークはG1連勝!

1999年有馬記念の主役はもちろんこの馬だったでしょう。武豊騎手騎乗の前年の日本ダービー馬スペシャルウィークですね。

武豊騎手にダービージョッキーの称号をプレゼントしたスペシャルウィークは、1999年にG1勝利を3つ積み重ねてG1・4勝馬としてこの有馬記念に挑んできました。

しかもこの秋の競馬では秋の天皇賞とジャパンカップを連勝していましたので、古馬王道G1路線3連勝の記録もかかっていました。

これまで秋のG1・3連勝を記録した馬は一頭もいませんでしたので、注目を集めていました。(翌年テイエムオペラオーが達成しました)

グラスワンダーは毎日王冠以来のレース

一方、このスペシャルウィークの大記録を阻むとしたらこの馬しかいないと思われていたのがG1・3勝馬のグラスワンダーでしたね。

前年の有馬記念に勝利していたのと1999年の宝塚記念を勝利していましたので、この有馬記念ではグランプリ3連覇がかかっていたレースでした。

ただ、右回りの競馬は得意でしたが左回りの競馬はもう一つといった感じの馬でして、前走の毎日王冠では圧倒的な人気にもかかわらず、2着メイショウオウドウにハナ差での辛勝というレースでした。また体調面での不安もささやかれてもいました。

宝塚記念ではグラスワンダーの圧勝

そしてこの両雄の対決はこの有馬記念が最初ではありませんでした。この年の宝塚記念で対戦しておりまして、この時にはグラスワンダーの圧勝という形になっていました。

その圧勝したレースを競馬ファンが覚えていたこともありまして、単勝人気は本当にわずかの差ながらグラスワンダーが1番人気に推されることに。

スペシャルウィークはこの有馬記念で引退が決まっていましたので、絶対に有馬記念でグラスワンダーに雪辱したいレースでしたね。

ゴール板ではクビの上げ下げ

そしてグラスワンダーが1番人気、スペシャルウィークが2番人気でレースが始まります。

宝塚記念ではスペシャルウィークが前でグラスワンダーがマークする形になりましたが、この有馬記念では逆の位置取りになります。

グラスワンダーが後方から4頭目あたりを進み、武スペシャルウィークは最後方からの競馬に。

そして直線では最初にツルマルツヨシが抜け出したのですが、そこからグラスワンダーとスペシャルウィークとテイエムオペラオーが迫ってきました。

そして最後は2頭の一騎打ちになってどちらがゴール板を駆け抜けたのか全くわからない勝負でしたが、勢いはスペシャルウィークだったのでスペシャルが勝ったと思いましたね。

そして写真判定の末、負けたと思われたグラスワンダーが勝者となりました。

ただこの2頭の対決は本当に面白い対決というか、武豊騎手と的場騎手との駆け引きも面白かったと思います。武豊ファンとしてはグラスワンダーに2連敗というのはちょっと残念ではありましたが(笑)でも競馬史上においてもいいライバル対決だったと思います。

また武豊騎手と的場騎手との対決というとメジロマックイーンとライスシャワーの対決も思い出されましたね。そういう意味では色々な想い出があるレースです。

グラスもスペシャルも特別賞に

1999年の競馬はスペシャルウィークが天皇賞・春秋とジャパンカップのG1・3勝。そしてグラスワンダーが宝塚記念と有馬記念のG1・2勝でした。

通常であれば年度代表馬はこの両頭のどちらかになるところですが、このどちらでもなかったんですよね。

この年の年度代表馬は2頭と同期のエルコンドルパサーがサンクルー大賞の勝利と凱旋門賞2着の活躍が認められて選ばれました。

この選考には色々と議論されましたが、今となってはまあ良かったんじゃないかと思います。

そして年度代表馬になれなかったこの2頭はJRA特別賞を受賞しました。ただこの2頭とエルコンドルパサーを含めた3頭同時での戦いがなかったのが残念ではありますね。

この1999年の競馬がいかに面白かったかわかってもらえたかと思います!

このような面白い競馬がまた見たいですね!やはりライバル対決は面白いですので、キタサンブラックにも挑んでくる馬がもっと出て欲しいですね!