名勝負

武豊の名勝負第7弾!2001年エリザベス女王杯のトゥザヴィクトリー

武豊騎手の名勝負というか好騎乗に入るかもしれない2001年のエリザベス女王杯。武豊ファンの人はこのレースを鮮明に覚えている人も多いと思います。

また昔テレビで福永祐一騎手がこの乗り方が凄かったとも語っていました。そのレースを紹介したいと思います。

クラシックは無冠

栗東の池江泰郎厩舎のトゥザヴィクトリーですが、馬主さんはあの金子真人さんだったんですね。

入厩当初からかなり評判の高い馬でしたので、当然クラシックを目指すことになるのですが、これが思ったようには行きませんでした。

新馬戦は快勝したものの、その後の狙ったレースでは順調に行かずに桜花賞は抽選になってしまいました。辛くも抽選で出走することになりましたが、武豊騎手は優先出走権をもっていた別のお手馬であるフサイチエアデールに騎乗することに。

抽選で出た桜花賞では実力の一端を見せ3着に食い込みました。これでオークスの優先出走権を得ることになります。優先出走権を得たオークスでは武豊騎手が再び騎乗して1番人気になりましたが、最後の直線でウメノファイバーに差されて2着に。

秋の競馬もちぐはぐなレースが続き、結局3歳時にはG1にあと一歩届きませんでした。

ドバイワールドカップで2着に

年が明けた2000年には本格化の兆しを見せてきました。重賞を連勝して挑んだエリザベス女王杯では4着に敗れましたが、この年は重賞を3勝することができました。

そして2001年のドバイ遠征を迎えることに。前走のフェブラリーステークスで高いダート適性を見せることになったトゥザヴィクトリーでしたが、選んだレースはドバイワールドカップ。

そこでまさかの大激走を見せることに!積極的な先行策を見せたレースぶりで2着に入線するという快挙を成し遂げましたね。この段階では日本馬の中で最先着ホースでした。(後にヴィクトワールピサが優勝)

帰国復帰戦はエリザベス女王杯

そのドバイワールドカップで日本を驚かせたトゥザヴィクトリーですが、復帰初戦に選んだレースはエリザベス女王杯でした。1年前は4着だったレースです。

3月からのぶっつけ本番でのレースということもあり、人気は4番人気にとどまりましたが、鞍上はドバイから引き続き武豊騎手でしたので何か不気味さはありました。

そしてレースが始まりました!

逃げずに控える競馬を選択

これまでのレースから当然逃げるレースになると思っていましたが、なんとなんと後方からの競馬をすることになり場内がどよめきましたね。

後方から5,6番手の競馬をして最後の直線で追い込んでくるトゥザヴィクトリーにはかなり違和感を覚えましたが(笑)武豊騎手は「この馬を勝たせるにはこの乗り方しかない」と思ってこのような思い切った騎乗になったようです。

2着に怒涛の脚で突っ込んできたのがローズバド。この馬の猛追をなんとか凌ぎきって念願のG1制覇になりましたね!

それにしてもこれまで逃げである程度の成績を挙げていた馬を後方待機させるにはかなりの勇気がいったと思いますが、凄い騎乗でした。しかし、最後抜けるとソラを使う癖は追い込んでも治っていなかったですが(笑)

その後有馬記念では逃げて3着と好走したのもありましたので、基本的には逃げての馬だったと思います。それだけにこのエリザベス女王杯の騎乗が語り継がれるものになっているんだと思います。

繁殖牝馬としても優秀

こうして晴れてG1ホースになりましたトゥザヴィクトリー。現在は繁殖牝馬の母としてもかなり優秀な牝馬として知られています。

ただまだ産駒にG1ホースがいなくて善戦ホースが多いのは母の特徴が受け継がれているのかもしれません(笑)

まだ繁殖牝馬を引退したわけではありませんので、今後の産駒に期待ですね!